多少は狭額化されたiPad Proとそのパッケージ - iPad Pro 10.5-inch(2017年モデル)(Apple)

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間もなく新製品が登場すると噂されるiPad Proですが、ここで10.5-inch「ローズゴールド」(ピンクゴールド)の2017年モデルのデザインと、それに加えてパッケージデザインを見ていきたいと思います。

正面(図「iPad Pro正面」)は、画面以外は真っ白で、装飾は角の面取りのみとアップル定番のシンプルなものです。角を削って面を作る面取りが、本体正面の上下左右の辺の角、ホームボタンを囲む円形の縁の角に対して施されています。この面取り部分は、ダイヤモンドカット風のツヤがあり、「ローズゴールド」の着色がされています。新モデルは徹底した狭縁化がされると噂されていますが、本モデルも前モデルと比べれば多少は狭縁化されています。サイズは高さ250.6mm、幅174.1mmとなっており、縦横比は1.44対1で、A4用紙などでおなじみの1.41対1に近い値となっています。A4やA3などの用紙サイズでお馴染みの比率であり、白銀比とも呼ばれ美しく感じられる比率と言われています。

iPad Pro正面
iPad Pro正面

裏面(図「iPad Pro裏面」)は全体が「ローズゴールド」でマットな金属製となっており、中央のアップルロゴの部分のみが鏡面仕上げとなっています。上下左右の辺の角は丸められており、マットな表面と相まって柔らかな印象となっています。

iPad Pro裏面
iPad Pro裏面

上下の側面(図「iPad Pro上面」、「iPad Pro下面」)にはLightningコネクタや多数のスピーカーの穴が開けられていますが、各穴も面取りがされておりアップルのこだわりが感じられます。左右の側面(図「iPad Pro左面」、「iPad Pro右面」)も余計な要素を最小限にしたデザインとなっています。

それではパッケージの方を見ていきましょう。パッケージの正面(図「iPad Pro箱正面」)は製品を正面から見た写真となっており、真っ白とピンクを基調とした鮮やかなパッケージです。「ローズゴールド」モデルなので、それがはっきりわかるように本体の画面にはピンクの比率の高い写真が表示されています。本体を正面から見た場合、カラーバリエーションが縁にしか見えないため、販売などで色を取り違えないようにするための工夫も兼ねているのでしょう。

iPad Pro箱正面
iPad Pro箱正面

箱を開けるとパッケージの正面通りに製品が入っており(図「開けた箱」)、開けた瞬間に製品と出会えるようになっています。

開けた箱
開けた箱

本体を取り出すと、保証書とLightningケーブルがすぐに手に取れるように取っ手をこちらに向けて上下に美しく並んでいます(図「本体を取り出した箱」)。右上に製品のカメラの出っ張りに対応した凹みがアクセントになっているようにも見えます。

本体を取り出した箱
本体を取り出した箱

保証書を取り出すと、USB電源アダプタが取っ手をこちらに向けて現れます(図「保証書を取り出した箱」)。

保証書を取り出した箱
保証書を取り出した箱

ケーブルを取り出すと、ケーブルをまとめるための紙部品も非常に精巧です(図「Lightningケーブルを束ねる紙部品」)。

Lightningケーブルを束ねる紙部品
Lightningケーブルを束ねる紙部品

一通り取り出すと、四角い二段の穴と丸い穴の並んだ継ぎ目のない真っ白い造形が現れ、まるで現代美術作品のようです(図「空の箱」)。

空の箱
空の箱