Microsoft Office 365(バージョン2204)のテーマによる色デザインのカスタマイズ

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Office 365(バージョン2204)では、これまで同様にOfficeテーマの設定により、UIの色デザインの変更が可能です。基本的にofficeテーマはこれまでのバージョンを踏襲していますが、Accessの選択肢が他のOfficeソフトウェア同等になり、Wordの背景が変化しました。

Offie 365でもOfficeテーマは変わらず、「白」、「黒」、「カラフル」、「濃い灰色」から選べます。また、Windowsの設定に自動的に合わせる設定もあります。今回の大きな変化は、AccessのOfficeテーマに「黒」と「濃い灰色」が加わり(図「AccessのOfficeテーマ『黒』」、図「AccessのOfficeテーマ「濃い灰色」」)、他のOfficeソフトウェアと同等になりました。長年、AccessのOfficeテーマの選択肢が他より少なかった状況がついに改善さることになります。「カラフル」、「白」はこれまで通りです(図「AccessのOfficeテーマ「カラフル」と「白」」)。

AccessのOfficeテーマ「黒」
AccessのOfficeテーマ「濃い灰色」

WordのOfficeテーマ「黒」のときの用紙部分がダークグレーになったのは、使い勝手に関わる非常に大きな変化です(図「WordのOfficeテーマ「黒」」)。近年は、暗めの色調であるダークテーマが選べることが増えてきたり、プログラムコード編集ツールでも暗い背景がより増えつつある状況で、Wordだけとは言え、やっと暗い背景で文書を編集できるようになりました。

WordのOfficeテーマ「黒」

WordもOfficeテーマ「黒」以外に大きな色デザインの変化はありません(図「WordのOfficeテーマ「白」、「カラフル」、「濃い灰色」」)。

ExcelとPowerPointには大きな変化はありません(図「ExcelとPowerPointのOfficeテーマ「白」、「黒」、「カラフル」、「濃い灰色」」)。

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Microsoft Office 2019も、前バージョンのOffice同様に、UIの色デザインの変更が可能です。基本的に色デザインは前バージョンを踏襲していますが、若干、選択肢が増えています。

Office 2016ではWord、Excel、PowerPointのテーマは、「カラフル」、「濃い灰色」、「白」から選べましたが、Office 2019では「黒」が増えて、「黒」、「カラフル」、「濃い灰色」、「白」から選べるようになりました。

Word 2019のテーマ「黒」

新しいテーマ「黒」は、図「Word 2019テーマ『黒』」のように、これまでのテーマ「濃い灰色」を全体に色を濃くし、タイトルバーなどの最も色が濃い部分を黒としています。90年代のMicrosoftなら完全な黒(#000000)としたところでしょうが、近年の多少は洗練されたMicrosoftらしく(#0a0a0a)と真っ黒とはしていません。Word 2016と共通のテーマ3つをを図「Word 2019のテーマ『カラフル』、『濃い灰色』、『白』」に挙げておきます。

もちろん、Excel 2019、PowerPoint 2019のテーマもWord 2019と同様の色デザインとなっています(図「Excel 2019、PowerPoint 2019のテーマ」)。

Accessのテーマは、「カラフル」と「白」のままで変わりません(図「Access 2019のテーマ」)。