紺のスタイリッシュな無線LANルーター - WN-AX2033GR(アイ・オー・データ機器)

WN-AX2033GR2 I/Oデータ 11ac対応 無線LANルータ 親機(1733+300Mbps)IPv6 IPoE対応

価格:6,480円
(2019/5/19 03:29時点)

I-O DATAから、スタイリッシュな無線LANルーターWN-AX2033GRが登場しました(図「斜めから見たWN-AX2033GR(出典:I-O DATA)」)。機能や性能でもI-O DATAの一連の無線LANルーターの中ではかなり上位に位置づけられますが、本記事ではいつものように、デザインについて見ていきます。

斜めから見たWN-AX2033GR(出典:I-O DATA)
斜めから見たWN-AX2033GR(出典:I-O DATA)

基本的な形状や色は、既にあるWN-AX1167GRWN-GX300GRと同じで、ゆるやかな球の表面を正方形に切り抜いて貼り合わせたようになっていますが、若干の変更が加えられています。WN-AX2033GRでは、従来のWN-AX1167GRより一回り大きくなり、横置き時に上になる方の球の表面に同心円状のギザギザの模様が入っています。それ以外の表面は、基本的に目の粗い梨地によりつや消しになっています。

色は「ミレニアム群青」と呼ばれる紺系の色で、個性的ながら落ち着いています。この「ミレニアム群青」は、新商品情報ページによると「金沢ゆかりの加賀藩・前田家奥方御殿「成巽閣」の群青(ぐんじょう)をモチーフにした」という色で、I-O DATAの製品に広く展開されています。例えば、ネットワーク接続HDDであるHDL-Tシリーズ(スタンダードモデル)やUSB接続HDDであるHDEL-UTBシリーズなどにも採用されています。

デザインのコンセプトは公開されており、製品ページによると「360度電波が飛ぶことをイメージし、丸みを帯びたデザインを採用しました。」とのことです。確かに、円の表面と同心円状のギザギザの模様、リング型のスタンドは、隙なく四方八方に広がっていく電波を感じさせます。

圧倒的なデザインではないかもしれませんが、何の変哲もない無線LANルーターが多い中、十分に優れたデザインと言えるでしょう。漠然ときれいなデザインにしてあるのではなく、製品の機能を表現するためのデザインというのも好感が持てます。逆にこのデザインの問題点をあえて挙げるなら、多少個性的なデザインであるということでしょう。もし、この製品を設置するなら、設置場所のデザインと調和していることが望ましいですが、本製品の個性的なデザインと合わない可能性もあります。それなら、見えないように設置すれば良いのかもしれませんが、それではデザインの意味がありません。ただし、その辺りは考慮されているようで、色も形状もあまりに極端にはなっておらず、そこはやはりよく考えられているようです。

今回は、無線LANルーターWN-AX2033GRをご紹介しました。無線LANルーターをデザインで選ぶならWN-AX2033GRはかなり有力な選択肢ではないでしょうか。

Let’s note RZ6の色デザイン

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Let’s note RZ6は、パナソニックのノートPCで、信頼性、インタフェースの豊富さなどが有名ですが、直販限定ながら圧倒的なカラーバリエーションも注目すべき点でしょう。本体2色、天板8色、キーボード8色と色変更可能な箇所とカラバリが圧倒的です。

今回は、色デザインを詳細に見ていきましょう。カラーバリエーションは、全部で7 × 7 (ボディが「ジェットブラック」時) + 8 × 7 (ボディが「シルバーダイヤモンド」時) = 105通りの組み合わせの中から選べます。ボディが「ジェットブラック」だと「シルバーダイヤモンド」の天板と「シルバー」のキーボードが選べず、ボディが「シルバーダイヤモンド」だと「ブラック」のキーボードが選べないという決まりがあるので105通りとなります。色の組み合わせを試すならこちらのサイトをご覧下さい。

本体は、「シルバーダイヤモンド」(図「Let’s note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体」)、「ジェットブラック」(図「Let’s note RZ6「ジェットブラック」の本体」)の2色です。前世代からは「カッパー」が減ったことになります。「カッパー」は茶色でしたが、プラスチック部品まで丁寧に色あわせがされており、優れた色デザインでした。「シルバーダイヤモンド」は、レッツノートの標準色の定番で、ザラザラした表面のシルバーとなっています。「ジェットブラック」は、レッツノートの限定色の定番で、つや消しされた黒であり、つや消しのざらつきは、「シルバーダイヤモンド」より細かく、あまりザラザラ感はありません。さらに、「ジェットブラック」には、本体色をすっきりした1色にできるという大きな特徴があります。「シルバーダイヤモンド」は、主役のシルバーに画面の縁の黒と、キーボードなどのプラスチック部分のライトグレーが加わって、3色構成となります。「ジェットブラック」はすっきりと黒1色となります。

Let's note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体
Let’s note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体

Let's note RZ6「ジェットブラック」の本体
Let’s note RZ6「ジェットブラック」の本体

天板の色は8色、「ライジングレッド」(赤)、「ジェットブラック」(黒)、「シルバーダイヤモンド」(シルバー)、「フローラピンク」(ピンク)、「タンジェリンオレンジ」(オレンジ)、「ウォームゴールド」(ベージュっぽいゴールド)、「サンダーブルー」(紺色)、「ハーモニックブルー」(青)と前世代からの変更はありません。どれも、つや消しになっています。どの色も良く選ばれた色ですが、奇をてらった色はありません。天板の色は単純ではなく、強い光に照らされるとキラキラ光る粉末のようなものが含まれているなど、深い色合いを持っています。

標準色以外の天板の6色
標準色以外の天板の6色

天板の「Panasonic」の文字は白っぽいシルバーで書かれていますが、「ハーモニックブルー」だけは黒で書かれています。白に近いシルバーという表現をしましたが、白ではなくシルバーを意図している気配です。「Panasonic」の文字は「ジェットブラック」の本体のキーボードの左下ににもありますが、こちらは明らかに白で、「ブラック」のキーボードに書かれている文字の白とほぼ同じです。この白は天板の「Panasonic」の白っぽいシルバーと比較すると、明らかに異なり、白ではなくシルバーという意図ではないかと思われます。

キーボードの色は8色、「ブラック」(図「Let’s note RZ6「ジェットブラック」の本体」)、「シルバー」(図「Let’s note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体」)、「ハーモニックブルー」、「タンジェリンオレンジ」、「ライジングレッド」、「フローラピンク」、「ドラジェブルー」、「サンダーブルー」(鮮やかな紺色)となっており(下の図「Let’s note RZ6ののキーボード「…」」)、前世代の12色からかなり減りましたが、それでも相当なものです。「シルバー」以外は、「ブラック」をベースにキートップのみを塗装したデザインになっており、キーの隙間や側面は黒となっています。「シルバー」は、本体が「シルバーダイヤモンド」となっている店頭モデル構成のキーボードですが、特に光沢のない普通のライトグレーで、名前と実際の色のイメージがかなり異なります。天板と比較すると、同じ色名がほとんどで、「ウォームゴールド」の代わりに「ドラジェブルー」(淡い青紫)が入ったラインナップです。

RZ6では、カラーバリエーション以外の標準部分にも、デザイン上の小さな変更が加えられています。本体左側のVGA端子(外部ディスプレイコネクター、アナログRGB端子)ですが、このプラスチック部品が、従来の青から黒へと変更されています。これにより、「ジェットブラック」の本体を、より黒く統一することができます。「シルバーダイヤモンド」の本体にとっても、黒はシルバー同様無彩色であること、ディスプレイの枠に黒があることから、改善していると言えるでしょう。ただし、「シルバーダイヤモンド」の本体では、店頭モデルなどで標準的に組み合わせられる「シルバー」のキーボードがグレーであったり、ゴム部分がグレーであったりするなど、シルバーにしにくい部分はグレーにするというデザインであるため、この改善は「ジェットブラック」の本体を重視したものと予想されます。