Let’s note RZ6のカラーカスタマイズ

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前回は、レッツノートRZ6のデザインの詳細について説明しましたが、今回は、色選びについて見ていきましょう。カスタマイズのページでシミュレーションができます。

まずは、「わかりやすく」好みの色を取り入れる方法を考えてみましょう。天板は画面の開閉に関係なく外から見えるので、天板カラーから決めていくのが良いでしょう。取り入れたい色をピンクだとしましょう。そうなると、「フローラピンク」が選ばれます。

次に、全体のイメージを決めるので先にボディカラーを決めます。ボディカラーは土台となることを考慮してなのか、2種類の色はどちらも落ち着いており、どれでもそこそこ似合います。暗くハードな感じなら「ジェットブラック」、明るくしたいなら「シルバーダイヤモンド」という感じでしょう。この辺りは、好みや他の持ち物とのコーディネイトとなるでしょう。「ジェットブラック」が気に入ったと選んでも良いでしょうし、白や柔らかい色の持ち物に合わせて「シルバーダイヤモンド」にするのも良いでしょう。このRZ6の世代では、VGA端子(外部ディスプレイコネクター、アナログRGB端子)のプラスチックが青から黒に変更されており、「ジェットブラック」に合うように変更されていることも知っておくと良いかも知れません。

さて、最後の仕上げがキーボードです。デザインに絶対はありませんが、手堅い方法である色数を抑える方法を使ってみましょう。ここで、ボディカラーとのカラーキーボードが少々複雑に関わってきます。「シルバー」以外のカラーキーボードは隙間が黒なので、「シルバーダイヤモンド」のボディカラーとは相性があまり良くありません。ボディカラーが「シルバーダイヤモンド」なら、カラーキーボードも「シルバー」となるでしょう。ボディカラーが「ジェットブラック」なら、カラーキーボードは、使用時に見える部分にも色を取り込める「フローラピンク」か、すっきり見せる「ブラック」になるでしょう。

ここで、ちょっと変化を付けてみるのも良いでしょう。色のトーンを合わせれば、別の色を取り入れてもおかしなことになりにくいので、天板カラーの「フローラピンク」の穏やかなトーンに合わせて「ドラジェブルー」のカラーキーボードも良さそうです。画面を閉じると柔らかいピンクが主体、画面を開いて使い始めると、柔らかい青が控えめに姿を現すという変化を作ることができます。

今度は、「一歩引いて」好みの色を取り入れる方法を考えてみましょう。好みの色を全面に使わずに小面積のみ取り入れるのも定番の方法です。取り入れたい色は、赤だとしましょう。カラーキーボードに「ライジングレッド」があるので、これを選びます。天板カラーとボディカラーは、主張のない色を選びます。徹底的に赤を引き立てたいなら、天板カラー、ボディカラーともに「ジェットブラック」となるでしょう。こうすれば、真っ黒なノートPCに赤のキーボードが際立つことになります。そこまで強調したくないなら天板カラーを「ジェットブラック」、ボディカラーを「シルバーダイヤモンド」にしてはどうでしょうか?色数が増えながらも有彩色は赤だけになります。天板カラーの「ジェットブラック」によりカラーキーボードの「ライジングレッド」の隙間の黒が浮きすぎないようにできるでしょう。

せっかくなので、パナソニックのおすすめと思われる組み合わせも見てみましょう。カスタマイズシミュレーションの初期画面は、天板カラーが「ハーモニックブルー」、ボディカラーが「ジェットブラック」、カラーキーボードが「ブラック」となっています。細かく見ると、おすすめの理由が見えてきます。まず、ボディカラーの「ジェットブラック」はRZシリーズにおいては新色であり、上でも述べたように、VGA端子のプラスチックを黒に変更するくらい、力が入っているように見えます。色数を抑える視点で見ると、天板カラーの「ハーモニックブルー」の組み合わせは、天板を「ジェットブラック」以外にする場合にはベストです。なぜなら、「ハーモニックブルー」の天板の「Panasonic」の文字は、唯一黒となっているからです。さらに、しばしば浮きがちなUSB3.0の青いプラスチックもむしろなじむ組み合わせです。これだけのことが偶然とは考えにくいので、カスタマイズシミュレーションの初期画面は、本当におすすめなのではないでしょうか。

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Let’s note RZ6は、パナソニックのノートPCで、信頼性、インタフェースの豊富さなどが有名ですが、直販限定ながら圧倒的なカラーバリエーションも注目すべき点でしょう。本体2色、天板8色、キーボード8色と色変更可能な箇所とカラバリが圧倒的です。

今回は、色デザインを詳細に見ていきましょう。カラーバリエーションは、全部で7 × 7 (ボディが「ジェットブラック」時) + 8 × 7 (ボディが「シルバーダイヤモンド」時) = 105通りの組み合わせの中から選べます。ボディが「ジェットブラック」だと「シルバーダイヤモンド」の天板と「シルバー」のキーボードが選べず、ボディが「シルバーダイヤモンド」だと「ブラック」のキーボードが選べないという決まりがあるので105通りとなります。色の組み合わせを試すならこちらのサイトをご覧下さい。

本体は、「シルバーダイヤモンド」(図「Let’s note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体」)、「ジェットブラック」(図「Let’s note RZ6「ジェットブラック」の本体」)の2色です。前世代からは「カッパー」が減ったことになります。「カッパー」は茶色でしたが、プラスチック部品まで丁寧に色あわせがされており、優れた色デザインでした。「シルバーダイヤモンド」は、レッツノートの標準色の定番で、ザラザラした表面のシルバーとなっています。「ジェットブラック」は、レッツノートの限定色の定番で、つや消しされた黒であり、つや消しのざらつきは、「シルバーダイヤモンド」より細かく、あまりザラザラ感はありません。さらに、「ジェットブラック」には、本体色をすっきりした1色にできるという大きな特徴があります。「シルバーダイヤモンド」は、主役のシルバーに画面の縁の黒と、キーボードなどのプラスチック部分のライトグレーが加わって、3色構成となります。「ジェットブラック」はすっきりと黒1色となります。

Let's note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体
Let’s note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体
Let's note RZ6「ジェットブラック」の本体
Let’s note RZ6「ジェットブラック」の本体

天板の色は8色、「ライジングレッド」(赤)、「ジェットブラック」(黒)、「シルバーダイヤモンド」(シルバー)、「フローラピンク」(ピンク)、「タンジェリンオレンジ」(オレンジ)、「ウォームゴールド」(ベージュっぽいゴールド)、「サンダーブルー」(紺色)、「ハーモニックブルー」(青)と前世代からの変更はありません。どれも、つや消しになっています。どの色も良く選ばれた色ですが、奇をてらった色はありません。天板の色は単純ではなく、強い光に照らされるとキラキラ光る粉末のようなものが含まれているなど、深い色合いを持っています。

標準色以外の天板の6色
標準色以外の天板の6色

天板の「Panasonic」の文字は白っぽいシルバーで書かれていますが、「ハーモニックブルー」だけは黒で書かれています。白に近いシルバーという表現をしましたが、白ではなくシルバーを意図している気配です。「Panasonic」の文字は「ジェットブラック」の本体のキーボードの左下ににもありますが、こちらは明らかに白で、「ブラック」のキーボードに書かれている文字の白とほぼ同じです。この白は天板の「Panasonic」の白っぽいシルバーと比較すると、明らかに異なり、白ではなくシルバーという意図ではないかと思われます。

キーボードの色は8色、「ブラック」(図「Let’s note RZ6「ジェットブラック」の本体」)、「シルバー」(図「Let’s note RZ6「シルバーダイヤモンド」の本体」)、「ハーモニックブルー」、「タンジェリンオレンジ」、「ライジングレッド」、「フローラピンク」、「ドラジェブルー」、「サンダーブルー」(鮮やかな紺色)となっており(下の図「Let’s note RZ6ののキーボード「…」」)、前世代の12色からかなり減りましたが、それでも相当なものです。「シルバー」以外は、「ブラック」をベースにキートップのみを塗装したデザインになっており、キーの隙間や側面は黒となっています。「シルバー」は、本体が「シルバーダイヤモンド」となっている店頭モデル構成のキーボードですが、特に光沢のない普通のライトグレーで、名前と実際の色のイメージがかなり異なります。天板と比較すると、同じ色名がほとんどで、「ウォームゴールド」の代わりに「ドラジェブルー」(淡い青紫)が入ったラインナップです。

RZ6では、カラーバリエーション以外の標準部分にも、デザイン上の小さな変更が加えられています。本体左側のVGA端子(外部ディスプレイコネクター、アナログRGB端子)ですが、このプラスチック部品が、従来の青から黒へと変更されています。これにより、「ジェットブラック」の本体を、より黒く統一することができます。「シルバーダイヤモンド」の本体にとっても、黒はシルバー同様無彩色であること、ディスプレイの枠に黒があることから、改善していると言えるでしょう。ただし、「シルバーダイヤモンド」の本体では、店頭モデルなどで標準的に組み合わせられる「シルバー」のキーボードがグレーであったり、ゴム部分がグレーであったりするなど、シルバーにしにくい部分はグレーにするというデザインであるため、この改善は「ジェットブラック」の本体を重視したものと予想されます。