世界最細の消しゴムを繰り出せるモダンな多機能ペン - locus 43010 3way Pen(フエキ)

メタフィス ローカス 3ウェイペン 43010METAPHYS locus 3WAY PEN

価格:5,400円
(2017/10/30 17:23時点)
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多機能ペンには、様々なものが登場していますが、その中でも個性的なのがMETAPHYS(メタフィス)によりデザインされ、不易糊から製造販売されているlocus 34010 3way Penです。機能の切り替えは軸を回転させて行い、シャープペンシル、黒ボールペン、そして本製品の目玉である消しゴムが切り替わります。

形状は、先端部以外太さの変わらない2つの円柱を縦につなぎ、ペン先を丸く尖らせ、反対側に傘の柄のようなJ字型のクリップを付けた形状で、中々前衛的です(図「locus 43010 3way Pen「シルバー」」)。ペンの軸に対して、並行の直線で構成し、斜めの直線を作らないようになっており、すっきりした印象を与えます。ペン本体は、段階的にしか太さが変わらず斜めの線はなく、通常斜めの線のあるペン先はほぼ半球で、後部のクリップも曲げる必要のある部分は半円風の曲線となっています。アクセントとなる後部のJ字型のクリップは、細い棒状のものを曲げたような形状をしており、これがノックされる部分も兼ねているため、太いノック部分が不要となり、繊細な印象を与えます。表面は、ペン先側の円柱に「43010 locus 3WAY PEN」、もう一方の円柱に「METAPHYS」と目立つように描かれており、退屈すぎないようになっています。

locus 43010 3way Pen「シルバー」
locus 43010 3way Pen「シルバー」

カラーバリエーションは「ホワイト」(白、つやあり)、「シルバー」(シルバー、マット、図「locus 43010 3way Pen「シルバー」」)、「ブラック」(黒、マット)とシックな色合いで、どこでも使え、他のステーショナリーと合わないことも少ないでしょう。「ホワイト」のみがつやありで、かなり明るく涼しげな印象になっています。「シルバー」、「ブラック」はマットであり、かなり落ち着いた印象となっています。カラーバリエーションを選ぶときには、表面加工も見て決めると良いでしょう。

使い勝手ですが、シャープペンシル、ボールペンともに書き心地は普通な印象です。もちろん、多機能ペンなので、単機能ペンより多少安定感が劣りますが、多機能ペンの中では優れた安定性を持っています。シャープペンシルでは、ノックする部分が細いのが少し気になるところです。力がかかるにもかかわらず細いため、指の一部に集中して力がかかって押し心地が良くありません。曲がりはしないかと心配になるところですが、普通に使う分には大丈夫そうです。locus 43010 3way Pen最大の特徴であるノックで繰り出せる消しゴムですが、直径が2mmと世界で最も細く、適度な硬さがあるので、文字の一部分など消したい部分のみをピンポイントで消すことができます。逆に何行もまとめて消すような場合には向きませんので、用途によっては普通の消しゴムも用意したほうが良いかもしれません。そもそも、ネジ型という非常に特徴的な形状の普通サイズの消しゴムであるvissとのセット商品もあるくらいです。また、気になる人は、消しくずが、ペンの内部に入り込んだり、消しゴムの先端がペン先内部に付着したボールペンのインクが付着するするのが気になるかもしれません。

このシャープペンシルと同じスタイルの消しゴムというのは、動きの少なさや安全性に優れます。消しゴムを使うとき、locus 34010 3way Penでは書いていない方の手でペンを回すだけですが、普通の消しゴムでは持ち替えが生じます。シャープペンシルのノック側の消しゴムを使う場合、動きの大きさはあまり差がないでしょうが、片手ですみます。しかしながら、ペン先が上に来るため、はずみで顔や目をつく可能性が大きくなってしまいます。また、普通のシャープペンシルより少し太い程度の多機能ペンで、これほど本格的な消しゴムを内蔵している製品は他にないと思われます。

シャープペンシルや消しゴムの芯の入れ替えですが、若干の注意が必要です。ペン先の溝が分離ポイントに見えますが、それは誤りで、太い円柱と細い円柱で分離し、手順は単に引き抜くだけです。内部は消しゴム以外は多機能ペンの定番の部品が使われています。消しゴムの芯だけは独自の部品なので、長年の使用で入手できるかどうかが気になるところです。また、気になる人には、分離したペンを戻してはめ込むときに、「43010 locus 3WAY PEN」と「METAPHYS」の並びが気になるかもしれません。文字がきれいに並ぶのが、ボールペンが出ているときなのか、シャープペンシルと消しゴムの間の何も出していないときなのか、気になってしまうかもしれません。大手メーカーの多機能ペンでは、意外にこのような問題が起こらないようになっています。

製品自体の問題ではありませんが、名称があまり安定していないのは残念です。フエキの製品サイトでは、商品名は「ローカス 3ウェイペン」、この商品名を掲載している表のトップには「locus 43010 3way Pen」、METAPHYSの製品サイトでは、タイトルは「locus 43010 3way Pen」、品名は「locus(ローカス・ペン)」、Amzonでは、「METAPHYS 3WAYペン locus(ローカス) 43010」とバラバラです。

今回は、ノック式消しゴムを内蔵した多機能ペンlocus 43010 3way Penをご紹介しました。機能面では、利便性と安全性に優れた世界最細のノック式消しゴムを内蔵し、デザイン面では、個性的ながらシックでどこでも使えるようになっているなど非常に注目度の高い製品です。ただし、大人のステーショナリーという感じの5,000円という価格なので、なくさないように注意したいものです。

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ブラウンが増えたフラットデザインの11型VAIO - VAIO S11(2017年9月モデル)(VAIO)

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VAIOからVAIO S11(2017年9月モデル)が登場しました。製品カテゴリとしては軽量モバイルノートPCとなりますがこのカテゴリの基本的な特徴はこちらをご覧下さい。

基本的な仕様を見ていきますが、詳細なレビューはこちらをご覧ください。店頭モデルの場合は、ディスプレイは、11.6型とコンパクトで、解像度はフルHDの1920×1080ドット、タッチには非対応です。性能面ですが、CPUはCore i5-7200U(2.5GHz)やCore i3-7100U(2.4GHz)、メモリは4GBと小さめですです。バッテリ駆動時間は15、16時間と十分な長さです。重量は840g、860gとかなり軽量です。価格は、15から18万円と、VAIOらしく高価格です。カスタマイズモデルだと選択肢は格段に広がり、例えば、CPUはCore i7やCeleron、メモリは8GBや16GBなどから選べますが、価格も最大40万円程度になります。

デザインの詳細を見ていきましょう。ディスプレイを閉じているときの基本的な形状は、手前に向かって薄くなる板状です。上から見るともちろん長方形ですが、角が丸かった従来機種と比べると角が角ばっており、従来のVAIO S11と比べるとかなりシャープな印象です。天板は、縁に近いところに線の入ったフラットな形状で、クロムメッキ風のVAIOのロゴマークが中央に入るVAIO定番のデザインです。

ディスプレイを開いたときのデザインはいくらか特徴的です。近年のノートPCのキーボードの多くは、少しくぼませたキーボードエリアに、隙間を開けてキーを並べていますが、新しいVAIO S11は、キーボードエリアをくぼませず、キーボード面をフラットにしてあります(図:VAIO S11「ブラウン」)。もちろん、他社製品にも、過去のVAIOシリーズにも採用されたことのあるデザインですが、現行のノートPCでは、特徴的といっても良いでしょう。このフラットなキーボード面は、金属製ということもあり、かなりシャープな印象を与えます。逆にディスプレイ側は、ディスプレイ面に対して枠が出っ張っており、キーボード面から出っ張っているキーを収容しています。ディスプレイ側の形状が複雑になり、すっきりしていませんが、使用時にディスプレイの枠に意識を向けることはあまりないので、それほど悪影響はないでしょう。

VAIO S11「ブラウン」
VAIO S11「ブラウン」

カラーバリエーションは定番の「ブラック」(黒)、「シルバー」(シルバー)、「ホワイト」(白)と、今回の注目色の「ブラウン」(茶色)の4種類となっています。「ブラック」は閉じた状態の奥側にある細長い金属部分や天板のVAIOロゴ以外はほぼ黒一色です。今回のVAIO S11は、裏側とディスプレイの枠が、どのカラーバリエーションも黒いプラスチックであるため、全体をほぼ一色にできる唯一のカラーバリエーションです。「シルバー」は、天板とキーボード面、トラックパッドがシルバーで、他は「ブラック」とほぼ同じです。シルバーのキーボード面に黒いキーという、Macbookでお馴染みの定番のデザインです(図:VAIO S11「シルバー」のキーボード)。「ホワイト」は少し複雑で、天板は白、キーボード面はシルバー、キーとトラックパッドは白となっています(図:VAIO S11「ホワイト」のキーボード)。トラックパッドとキーボード面の色が異なる唯一のカラーバリエーションとなっています。天板の白は、ベージュっぽさのない純白で、つや消しが徹底されており、なかなか個性的です。キーは白く、汚れが目立ちそうなので、キーボードカバーを使用したほうが良いかもしれません。「ブラウン」は、前のモデルにはなく、今回のVAIO S11で登場したシンボル的なカラーバリエーションで、天板とキーボード面、トラックパッドは茶色、キーは黒となっています。この茶色は、ゴールドやピンクからは離れたいかにも茶色という感じで、飛び抜けて明るいとか暗いということのない上品な色合いです。どのカラーバリエーションも、天板はマットで、画面の枠は黒、キーボード面は横向きのヘアラインが入っています。

VAIO S11「シルバー」のキーボード
VAIO S11「シルバー」のキーボード
VAIO S11「ホワイト」のキーボード
VAIO S11「ホワイト」のキーボード

今回は、よりシャープなデザインに進化したVAIO S11(2017年9月モデル)を紹介しました。VGAコネクタや有線LANコネクタ装備、800g半ばの重量など非常に実用的であり、VAIOらしいシャープな形状や、「ブラウン」、「ホワイト」などの個性的なカラーバリエーションなど、デザイン面においても優れたものとなっています。実用性の高い、特に茶色または白のデザイン性の高い軽量モバイルノートPCを探すなら最有力な製品となるでしょう。